スポーツ障害①

こんばんは!石谷です

 

突然ですが皆さん「スポーツ障害」という言葉を聞いたことがありますか?

当院でもバレーや陸上などのスポーツをしている中高生の患者さんが良く来られ治療を受けています!

そういうスポーツをされる方に起こり得る危険があるスポーツ障害。

今回それがどういうものであるのか説明したいと思います。

ひと口にスポーツ障害といっても、打撲やねんざ、骨折などの運動中のけがから、疲労などによる関節の変形、疲労骨折まで、幅広く意味します。ですから、前者を急性のスポーツ障害、後者を慢性のスポーツ障害として区別しています。

今回は、慢性のスポーツ障害についてご説明します!

使いすぎ(over use)による障害で、繰り返し局所に負荷が加わることにより起こります。

筋肉痛や腱鞘炎、関節変形のある人では関節炎などが起こりますが、子供では筋肉や靭帯、腱などが骨に付着している部分での骨の変形や関節内での骨軟骨の障害で骨の変形を起こすこともあります。

大人では機能障害(関節の動きが悪くなったり変形を残す)ことは少ないですが、子供の場合には骨の変形などを起こして機能障害を残すことがありますので、身長が伸びている16~17歳頃までの子供たちのスポーツ障害には注意が必要です。

毎日練習しているからだけではなく、ある1日(数時間)の練習や試合でも起こることがあります。また、子供たちは痛みがあると練習や試合に出られなくなるので、痛みを訴えることが遅くなります。いつから痛くなったか聞くと親は「数日前から」と言われますが、本人は「数ヶ月前から」と答えることがよくあります。

長期化したものは治りにくくなっていますし、治るのにも時間がかかることが多いので、早期スポーツ復帰には早期治療開始が必要です。

 

説明すると長いので次回はスポーツ障害の種類について書いて行こうと思います!